発達障害の子供との接し方で一番大切なこと

こんにちは。長野市で発達障害の子供を預かり運動療育を提供する放課後等デイサービスのこどもプラス長野青木島教室です。
今日は発達障害の子供との接し方で、当教室が一番意識をしている大切なことをお伝えします。ぜひ家庭や学校でも意識して子供と接してみてください。

それは「叱る」より「褒める」です。

発達障害をもつお子さんは、不適応行動やできないことが目につきやすいため、つい叱りがちになってしまいます。でも良いところを見つけてできるだけ褒めることが、お子さんと接する上でとても大切です。なぜなら、自信をつけて自己肯定感を持てることが、子どものやる気を引き出すからです。

叱ることが起こす影響

突発的に行動したり、注意散漫で不適応行動が目立つADHDや、コミュニケーションの取り方などで失敗しやすい自閉症スペクトラム、学習成果が上がらないLDなど、発達障害をお持ちのお子さんはそれぞれに生活上の問題点を抱えています。

しかし、どの問題もそれぞれのお子さんにもともと備わっている特性から起こっているもので、本人が故意的ににそのように振る舞っているわけではありません。そのことを踏まえれば「叱る」という対処法が好ましくないことが理解できるはずです。

多くの場合、うまくいかないこと、周りから理解されないことで、本人も困ったり悩んだりしています。どうしたらいいか分からないでいる子どもを叱れば、本人はますます自信を失い、自己肯定感を持てなくなります。「何をやってもダメだ」「どうせ怒られる」「理解してもらえない「自分には価値がない」と思うようになり、人を信頼したり、前向きに考えたりすることもできなくなってしまいます。

ですから、不適応行動などに対しては、ご褒美をおあずけにするといった対応をとる程度にとどめ、ひどく叱らないようにすることが、適切だといわれています。

褒めるときの4つのポイント

ひどく叱らない代わりに、適応行動がとれたとき、上手にできた時などには、大いに褒めます。叱る方は控えめにし、褒める方を強調することで、子ども自身を望ましい行動に導けるのです。褒めるときには、4つのポイントがありますのでお伝えします。

1.すぐに褒める

成功したときや課題を乗り越えたときは間をおかず、すぐに褒めることが大切です。適応行動と褒められた体験が結びつきやすく、良いイメージになって残るため、子どもが次回からも同じような行動をとろうとするようになります。

2.素直に褒める

ほめるときは手放しで素直にほめます。足らなかった点などを指摘して「ここができればもっとよかった」というような褒め方は、褒められているのか、注意されているのか分かりにくいため、そのようなことは言わず、徹底して褒めることが重要です。

3.簡単な言葉で褒める

ほめていることを強調するために、「がんばったね!」と簡潔な言葉で表現し「お母さんもうれしいよ」という喜びの気持ちを素直に表現します。

4.言葉だけでなく、表情や動作も大事

ほめることをさらに強調するために、言葉だけでなく、抱きしめてあげたり、笑顔で褒めるなどして親の気持ちが伝わるようにすれば、子どもには褒められたことがより印象強く記憶に残ります。

まとめ

人はどんな些細なことでも、褒められるのは嬉しいものです。発達障害の子供は、特に叱られることが多くなりがちです。学校でも叱られ、家庭でも叱られる。ますます自信がなくなり、自己肯定ができなくなり、やる気もなくなる、悪循環です。当教室にいるときは、出来る限り褒めて褒めて、自信をつけて楽しんでもらおうと思い接しています。ぜひ、家庭や学校でもお子さんが少しでも頑張れた時には、たくさん褒めてあげてみてはどうでしょうか。

こどもプラス長野青木島教室では効果を最大にするため柳澤運動プログラムに沿って運動療育を行います。発達障害・ADHD(注意欠陥・多動性障害)や自閉症スペクトラム障害(アスペルガー症候群や高機能自閉症含む)などの広汎性発達障害、学習障害(LD)、知的障害、ダウン症など様々な障がいを持った子供達と楽しく運動あそびをしています。それではまた(^^)

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長野市の放課後デイサービス
脳を育てる運動療育・運動あそび
こどもプラス長野青木島教室
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発達障害は褒める