便利さが子供の力を弱めてしまう・・・

こんにちは!長野市の運動療育を行う放課後等デイサービスのこどもプラス長野青木島教室です。

現代社会は、一昔前では想像できなかったようなことまで機械がやってくれるようになりました。しかも、自動で寝ている間に完成しているという便利な機能が日常生活に溢れています。そのことは良い事だと思いますが、その反面で人と人とのつながりが消えてしまったというデメリットもあります。

人と接することが苦手だからと思う方もいるかもしれませんが、果たしてそうでしょうか?

良い服を着たい、かっこいい時計を付けたい、高級な車に乗りたい、ブランドのバックが欲しいという欲求は、全て他人の目を気にしているからこそ現れる欲求です。自分ひとりしかいないような場所で、パーティー用のドレスを着て生活をしている人はいないでしょう。私もそうですが、あなたも誰も見ていない家の中では、ジャージやトレーナー姿で生活していませんか?

また、人とのつながりがなくなるということは気を遣わなくなるので楽です。楽をするということは、頭を使わないことを意味します。科学的にも実証されていることで頭は使わなければどんどんと衰えていって機能しなくなります。

車にのっているときもナビという便利な機械がいまやほとんどの車についています。車のナビは、様々な場面で音声案内をしてくれる為、その指示に従っていれば何の苦労も無く目的地に着くことが出来ます。でも、ナビがなくなって同じ場所に再び行こうとしても、頭を使うという努力をしなかったので自分の記憶だけではたどり着くことは出来ないという経験はないでしょうか?

楽が出来るということは思考回路を働かさないということです。こんな生活になれていると、いつのまにか相手に気を遣うことがなくなってきてしまいます。このような環境で生活しているわたしたち現代人は、当然ながら感情を持たない機械やコンピュータと接する方が楽だと感じるでしょうし、複雑な感情を持った人間との関りを煩わしく感じてしまう恐れさえあります。

このように見ていくと、大人にとっては便利なものが増えて素敵な生活に見えますが、発達の段階にある子どもは自分の力を試す機会が少ない社会になってきたことが言えます。子どもたちは、失敗の繰り返しから学んでいきます。歩くようになるためには、何回も転んで自分の足で立って歩くようになります。最初から楽をして立ち上がることは出来ませんよね。

せっかくの機会ですから、あなたとお子さんをチェックしてみましょう!

・泣いたらすぐに助けていませんか?
・失敗を事前に回避したりしていませんか?
・試行錯誤する時間を与えていますか?
・理由を説明せず怒ったりしていませんか?

日頃の何気ないことが、将来の子どもの為になることを覚えておいてくださいね♪

当教室の放課後等デイサービスでは運動療育を目的とし、発達障害・ADHD(注意欠陥・多動性障害)や自閉症スペクトラム障害(アスペルガー症候群や高機能自閉症含む)などの広汎性発達障害、学習障害(LD)、知的障害、ダウン症など様々な障がいを持った子供達と楽しく運動あそびをしています。見学も随時行っていますので気になる方はお気軽にご連絡ください。それではまた(^^)

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長野市の放課後デイサービス
脳を育てる運動療育・運動あそび
こどもプラス長野青木島教室
TEL:026-285-0820
受付時間:9時~18時(定休日:日曜)
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こどもプラス通信12月号

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